Q66: 日本語の「木」は、英語のtreeとどう違いますか?

A:日本語の「」= tree(樹木) + wood(木材)



日本語の「」=  + 



「このテーブルはでできている」という場合には、
This table is made of wood.ですね。
つまり、日本語の「木」は、英語のtreeとwoodを含んでいます。木が生きていても(tree)、切り倒されたあとも(wood)、一貫して「木」です。


さらに微妙な違いもあります。

「あの木猫がいる」は英語で、
There is a cat in that tree.(あの木の内側に猫が1匹いる)
と言いますが、奇妙な感じがしますね。日本語の「木」はtree(樹木)だけでなくwoodの意味も強くあるため、枝(branch)を連想しやすく、奇妙に感じるのでしょう。英語のtreeは、枝を含んだ空間です。treeはツリー型(円錐)にふくらんでいるので、内に(in)すきまがあります。


in(とon)については別項で解説しています。

treeには転じて、「系統図」といった意味もあります。たとえば、family tree(家計図)です。







このコーナーでは、時事英単語や、英文を読む上で必須となる基本の英単語などを、イラスト入りのイメージトレーニング方式で楽しく解説します。 解説・監修は元ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんです。 

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